“器用貧乏”とバカにされてきたけど、今じゃ時代が追いついた

 器用貧乏は悪くない。むしろ最強のサバイバルスキルかもしれない


「お前って器用貧乏だよな」


このセリフ、人生で一度は言われたことある人、いるんじゃないだろうか。たとえば勉強もそこそこ、スポーツもそこそこ、パソコンもいじれるし、なんなら料理もできる。だけど「これが俺の専門スキルです!」って自信を持って言えるものがない。そんな人。


なんかさ、「器用貧乏」って言葉、微妙にディスってるよね。「なんでもできるけど、結局パッとしないよね」みたいな。でもさ、本当にそうなのか?


正直言って、俺はこの「器用貧乏」ってやつ、むしろ現代社会ではめちゃくちゃ重宝されるタイプなんじゃないかって思ってる。


今回はそのへんを、あくまでフランクに、だけど少し真面目に、語っていこうと思う。



「突き抜ける」人ばかりじゃ世の中回らない


もちろん、突き抜けた才能を持つ人ってのはスゴい。イチローとか大谷翔平とか、異次元の集中力で一つのことを極める人たちは、そりゃ尊敬に値する。


でも、現実にはさ、そこまで一つのことに全振りできる人って少ないし、そもそもそんな人ばっかりだったら社会が成り立たない。


たとえば、めちゃくちゃ優秀な研究者がいたとして、その人がExcel使えなかったら? 社内で資料作るのに苦労する。プレゼン資料は誰が作る? パワポの構成は? その研究を世に出す橋渡しは誰がする?


そこに出てくるのが、器用貧乏な人たちなんだよね。


ちょっとだけ資料作成もできるし、会議の進行もできるし、人と人の間をつなぐコミュニケーション能力もある。深くはないけど、広くカバーできる。


この“浅く広く”ってスキル、実はバカにできない。むしろ、この人たちがいるから、専門家も力を発揮できるんだよ。



何が“強さ”かは時代によって変わる


昔は「職人」みたいに一つのことを極めるのが評価される時代だった。江戸時代なんかまさにそう。「オレは傘張り職人だ!」とか「包丁研ぎ一筋40年!」とか、そういうのがカッコよかった。


でもさ、今の時代、そんな単一スキルで一生食っていけるほど甘くない。AIも台頭してきたし、どの分野も変化が早い。つまり、一つのスキルにしがみついてると、逆にリスクが高いわけ。


そこにきて、いろんなことに適応できる“器用貧乏タイプ”は、生存率が高い。ちょっとプログラミングかじってて、ちょっと動画編集できて、ちょっとSNSも使えて、ちょっと英語もわかる。そういう「ちょっとできる」が、マジで役に立つ時代なんだよ。



深さより「掛け算」で勝負できる


たとえば、「英語がちょっとできて、エクセルもちょっと使えて、会話も得意」な人がいたら、それってめちゃくちゃ使い勝手いい。外資系企業で営業もできるし、貿易関連の事務でもいけるし、海外とのリモート会議のファシリテーションだってこなせる。


そう、「ちょっと × ちょっと × ちょっと = けっこうすごい」ってなるわけ。


専門性が浅くても、複数を掛け算すれば、唯一無二になれるんだよね。よく言われる話だけど、「100人に1人レベル」のスキルを3つ持てば、「100万人に1人」になれる。


器用貧乏って、まさにこれ。スペシャリストの逆をいく、マルチ型のレアキャラだよ。



社会人って、専門スキルだけじゃ足りない


学生のころは「英語ができる」「数学が得意」「プログラミングができる」とか、一つのスキルで評価されやすい。でも社会に出たら、それだけじゃ通用しない。


というのも、現実の仕事って、グレーゾーンだらけだから。役割の線引きが曖昧で、誰もやりたがらない「調整」とか「連絡」とか「ちょっとしたアイデア出し」とか、そういう“すき間仕事”がめちゃくちゃ多い。


で、そういうとこにサッと入って、スムーズに回すのが、器用な人たち。彼らがいるから、プロジェクトって回るんだよ。なのに評価されにくい。不思議だよな。



「器用貧乏」って言葉が悪いだけ説


そもそも「器用貧乏」って言葉の響きがネガティブすぎない? 「貧乏」って入ってる時点で損してる。


じゃあ、英語でなんて言うか知ってる? 「ジャック・オブ・オール・トレーズ(Jack of all trades)」だよ。いろんなことができる人。でも続きがあってね、「master of none(何一つ極めてない)」って。


だけど最近はその続きにもまた続きがあるって言われてて、「Jack of all trades, master of none, but oftentimes better than master of one.(なんでもできるが何も極めてない、でも時には一つしかできない人より有能)」って。


ね? 見方を変えたら、全然悪くないどころか、むしろ重宝される人材ってわけ。



器用貧乏を極めれば、「多才の達人」になれる


で、ここが一番言いたいところ。


器用貧乏って、“貧乏”のままで終わるか、“多才の達人”になるか、結局は自分次第なんだよね。


中途半端で終わる人もいれば、浅くても広くても、ちゃんと「自分の武器」として使える人もいる。要はそれをどう活かすか。


たとえば、俺の友人に「イラストも描けるし、動画編集もできるし、SNSの運用もちょっと詳しい」って人がいるんだけど、これを組み合わせて“インフルエンサーの裏方”みたいな仕事してる。本人いわく、「全部プロレベルじゃないけど、求められてることはだいたいできるから便利屋的なポジションで食っていける」とのこと。


これ、まさに器用貧乏の進化系じゃん。



まとめ:器用貧乏、むしろ生き残るタイプ


というわけで、「器用貧乏=ダメ」みたいな風潮、マジでもったいない。


・変化の激しい時代において、柔軟に対応できる

・スキルの“掛け算”で差別化できる

・すき間を埋める存在としてチームに不可欠

・「貧乏」なのは言葉の印象だけ。本質は“マルチ型スキルマン”


これって、めっちゃアリじゃない? 専門家ばかりがもてはやされるけど、実際に社会を回してるのは器用な人たちだよ。


「どれも中途半端で…」なんて卑下する必要はない。むしろその“中途半端さ”が、社会を支える多才の証かもしれない。


だから俺は声を大にして言いたい。


器用貧乏、最高じゃん。

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