守られるのは女性だけ?見えない“男性の孤立”という闇
■「女性は守るべき存在」って、それホント? 〜餓死する中年男性と見えない父子家庭〜
「女性は守らなければいけない存在です」
テレビやネット、政治家の演説、何かとこのフレーズ、耳にするよね。でもさ、これって一見“優しい”言葉に見えるけど、ふと思うわけよ。
じゃあ男性は?守られなくていいの?って。
今の日本、ちょっと静かに周りを見渡してみると、「守られる女性」と「放っておかれる男性」という構図があまりにも当たり前のように存在している。いや、存在っていうより、社会がそれを“設計”してしまってる感すらある。
そしてその犠牲になってるのが、40〜50代の男性たちだったり、ひっそり子育てをしている父子家庭のお父さんたちだったりする。
今回はちょっとフランクに、でもかなり真面目に、この「男は守られない問題」について語ってみたい。
■「女性は守られるべき」という“優しい差別”
まず最初にひとつ断っておきたいのは、別に「女性を守るな」と言いたいわけじゃない。社会的に弱い立場にある人、身体的に不利な場面にある人、経済的に困ってる人――そういう人を守るのは当然。
でもね、問題は**「性別」だけで自動的に“守るべき”かどうかが決まる風潮**。これはおかしいよね。
「女性は守られる存在」と言うと一見優しそうだけど、裏を返せば「女性は弱い存在」「自立できない存在」とラベリングしてるってこと。実際、「女性は守られるべきでしょ!」と主張する人ほど、なぜか“男性に守ってもらうことを前提”にしてる。
で、さらにタチが悪いのが、この構図における男性。
守る側に指定されてるのに、誰からも守られない。
これって実はものすごく不公平だし、現実的にヤバい状況も起きてる。
■日本の餓死者、その多くが中年男性
「飽食の時代」なんて言われて久しい日本。でも、信じられないことに、毎年“餓死”する人がいる。いや、ホームレスとかじゃないよ?普通にどこにでもいそうな、40〜50代の中年男性が、自宅で一人餓死してる。
厚労省や一部の社会学者の調査によると、1999年〜2018年にかけて報告された餓死者の約8割が男性、その多くが働き盛りの40代・50代なんだって。
なんでそんなことになるかって?理由は単純明快。
• リストラされたけど再就職先がない
• 生活保護は申請しても「まだ働けるでしょ」と断られる
• 家族も頼れない
• 「男が助けを求めるなんて情けない」という空気がある
• そして、誰にも気づかれず、家の中で静かに死ぬ
これって、もはや現代版の“無縁仏”だよ。
誰にも見つけられず、誰にも気づかれず、黙って餓死する中年男性。
「女性は守らなきゃ!」なんて言ってるその影で、「男は勝手に死んでもしょうがない」と言わんばかりの冷たい現実が広がってる。
■「父子家庭」も社会から忘れられてる
そしてもう一つ、見落とされがちなのが「父子家庭」の存在。
母子家庭には一定の支援があるし、社会的にも「かわいそう」「大変そう」と同情されやすい。でも父子家庭はどうかというと、まずそもそも**“存在が想定されてない”**。
全国に父子家庭は約18万世帯あるけど、制度的にも文化的にも放置状態。
• 仕事しながら子育てするのが当たり前とされる
• 調理や家事が苦手でも支援が届かない
• 生活費が苦しくても「男なんだから我慢しろ」と言われる
• そもそも助けを求めても「え?父子家庭?レアですね(笑)」みたいな対応される
行政の支援も、NPOも、ネットの情報も、「母親向け」に設計されてる。お父さんが育児に困っても、「ググっても母親の話ばっかりで出てこねぇ…」ってなる。
で、周りにも言えない。助けも呼べない。子どもの弁当は冷食オンリーで、夜はカップ麺、みたいな毎日が続く。なのに誰も気づかないし、気づいても「まあお父さんだからね」と軽く流される。
■男性は「守ってもらっていい存在」じゃないの?
ここまで読んできて思うのはこれ。
男性も、守ってもらっていい。
誰かに頼っていい。泣いてもいい。助けを求めてもいい。
だけど現実は違う。「男性は強くあれ」「黙って働け」「自己責任だろ」――そんな空気がずっと根強くある。これは“文化”という名の呪いだ。
いくら性差があるとはいえ、社会が「女性は弱者」「男性は強者」と決めつけて、前者だけを支援対象にしてたら、それはもう制度的な男女差別だと思う。
■「守るべきなのは性別じゃなくて状況」
大事なのはここ。
「守るべきなのは、性別じゃなくて状況。」
• 今困っている人
• 今、孤立している人
• 今、支援が届いてない人
それが男でも女でも、年寄りでも若者でも、外国人でも障がい者でも、“状況”で見るべきなんだよ。
けど日本の行政も、メディアも、SNSの空気も、未だに「女性=守られる存在」「男性=頑張れ」で止まってる。
■じゃあどうすればいい?
文句だけ言っても始まらない。どうすればこの構図を変えていけるのか?
たとえばこういう視点が必要だと思う:
• 支援制度を性別で分けずに「困ってる人」に届ける設計にする
• 「父子家庭」向けの相談窓口や情報サイトをちゃんと作る
• 「中年男性も助けていい」という認識を社会に広める
• 男性が助けを求めることへの“恥”の文化を壊す
• 「男は泣くな」じゃなくて「人間なら泣いていい」にアップデートする
たったそれだけのことができれば、毎年自宅で餓死する中年男性は減るかもしれないし、子どもの食事に悩むお父さんも救われるかもしれない。
■まとめ:「男も守られていい社会」を目指そうぜ
「女性は守るべき」という言葉、優しいようでいて、ちょっと冷たい。
それを聞いて黙って餓死してるおじさんがいる。
それを聞いて弁当作りに苦しむ父親がいる。
それを聞いて「自分なんて誰にも必要とされてない」と思ってる男がいる。
本当に守るべきは、**「今、困ってる人」**であって、性別なんて関係ない。社会の優しさは、もっと公平であるべきだ。
「女性は守られる存在でいい」
でも「男性も、守られていい存在なんだ」って、言っていいじゃん。
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