これ、日本だけが我慢しても意味あるの?
そもそもサバってどんな魚?
まずは基本のキから。
サバってのは、みんなご存知の通り、日本人の食卓に昔からある超メジャー魚。
焼いてよし、味噌煮にしてよし、缶詰めもあるし、最近じゃサバサンドみたいな洒落た食べ方まである。
でもこのサバって魚、ただの「日本近海の魚」じゃない。
回遊魚なんです。海の中をぐるぐる回ってる。
日本の近海で生まれたり、育ったりするかもしれないけど、途中で韓国や中国の海域にもフラッと出て行っちゃう。
そう、国境なんて関係なく泳いでるのよ。
つまり、もし日本が「資源を守るために今年からサバの漁獲を半分にします!」って言っても、
その分、韓国や中国や台湾、ロシアあたりが「お、じゃあ俺らが獲るわ」ってなったら…
結果、何も守れてないじゃん!って話。
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日本だけが“いい子ちゃん”で意味あるのか?
ニュースでは「日本、持続可能な漁業のためにサバの漁獲を大幅削減へ」みたいに書いてある。
まぁ、聞こえはいいよ?「サステナブルな海」とか言っとけば国際社会で褒められるかもしれんし。
でもさ、これって要するに…
「みんなで使ってる共有の資源なのに、日本だけが我慢してる」
って状況になってない?
たとえるなら、近所の公園にある人気の無料バーベキュー施設で、
「あんまり使いすぎると壊れちゃうから、うちは月一回にするね」って自主規制してるのに、
隣の家は毎週末フル稼働。挙げ句の果てに「今空いてるから、うちの親戚も呼んできた」みたいな感じよ。
それ、報われる? 我慢した甲斐ある?
いや、ないでしょ。まじで。
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国際ルールはあるけど、ザルです
じゃあ、日本だけじゃなくて他の国もちゃんと守ればいいんじゃん?って思うでしょ?
そのために一応、「北太平洋漁業委員会(NPFC)」って国際機関があって、各国が集まって資源管理の話はしてる。
でもね、合意形成が超難航するんですわ。
なぜかというと、各国の利害が真っ向からぶつかるから。
• 日本「サバ減ってるから、漁獲量減らそう」
• 中国「そんなことしたら漁師が困る!」
• ロシア「ウチの経済制裁もあるんで、魚は譲れません」
• 台湾「そもそもウチの分ちゃんと計算されてない」
みたいな不協和音のオンパレード。
で、結局「じゃあ、とりあえず今の漁獲量のままで…」みたいな先延ばしになる。
サバが減ってるのに、減らすことを決められない。
それが現実。
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結局、コモンズの悲劇へまっしぐら
このままだとどうなるか?
いわゆる「コモンズの悲劇」ですよ。
これは「みんなの共有財産は、誰かが自分の利益だけを追求すると、全体として枯渇する」って理論。
サバって「みんなの海」にいる。で、みんなが獲れる。
だったら「今のうちにいっぱい獲ったもん勝ち!」ってなって、最後には誰も獲れなくなる未来が見えてる。
これって漁業だけの問題じゃない。
森林、空気、地下水、地球環境…。どこでも起きてる構造なんだよね。
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じゃあどうすればいいのか?
一番シンプルな答えは、
「関係する全ての国が、科学的根拠に基づいて、漁獲枠を協調して減らす」
なんだけど、これが難しい。めっちゃ難しい。
だって各国の政治事情や経済状況が違いすぎる。
日本は高齢化で漁師も減ってるから、漁獲減らしても比較的受け入れやすい(とはいえ苦しいけど)。
でも、人口が増えてて雇用確保が最優先の国にとっては、「漁獲減らせ」は死活問題。
だからこそ、国際的な枠組みの中で、
• ちゃんとしたデータ(どのくらい減ってるのか?回復可能なのか?)
• 第三者機関による監視
• 合意したルールに違反したらペナルティ
みたいな体制が本気で必要なんだよね。
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最後に:日本だけが“いい子”で終わっていいのか?
日本ってさ、昔から「お上が決めたことだから…」って真面目にルール守るタイプの国じゃん。
それ自体は悪いことじゃないよ。でも、報われない善意って、続けるのしんどいよね?
せっかく資源守る努力しても、他国がガンガン獲ってたら、
「俺たち、なんでこんなに我慢してるんだっけ?」ってなるのも無理ない。
大事なのは、日本国内で完結しない問題を「国内対策だけ」で乗り切ろうとする姿勢を見直すこと。
グローバルな問題は、グローバルに解決しなきゃ意味がない。
サバだけじゃないよ。
マグロも、イカも、カツオも、みんな同じ。
海の資源は、人間が「うまく付き合う力」が試されてる。
「日本だけが我慢する構図、もうやめない?」
そんな問いかけを、この記事でしてみたかった。
読んでくれてありがとう。
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