日本の政治に“右派”はいない――自民党ですら中道です

 日本の主要政党に「右派」なんて存在しない話


政治の話をするときによく出てくる言葉のひとつに、「右派」とか「保守」ってあるよね。たとえば「自民党は保守政党」とか、「極右の政治家が~」みたいな言い方。でも最近、こういう言い方ってほんとに正しいのか?って思うことが増えてきた。


で、いろいろ調べたり考えたりしていくうちに、こう思うようになった。


「いや、日本に本当の右派政党なんて存在してないんじゃない?」


今回はそんな話。長くなるけど、気楽に読んでもらえると嬉しい。



「自民党=右派」って本当?


まず日本で「右派」って言われる代表格は、やっぱり自民党だよね。でも実際の政策とか言動を見ていくと、「それって右派っていうより、単なる中道じゃないの?」って思えてくる。


たとえばさ、「保守」とか「右派」って、世界的にはどんなイメージかっていうと、

小さな政府(税金下げて規制も少なく)

自由市場経済(なるべく国は口出ししない)

伝統や家族の価値を重視

国防に積極的で、国家主権を強調


…みたいな感じ。これ、アメリカの共和党とか、イギリスの保守党とかが近いよね。


で、日本の自民党はどうかというと……

消費税はどんどん上げたい

国の借金はヤバいといいつつ、バラマキはやめられない

規制改革とか構造改革とかはたまに言うけど、やる気ない

「保守」を名乗ってるけど、外国人労働者はどんどん入れてるし、移民政策に近いこともやってる


って感じで、「伝統とか国体を守る!」っていうより、「利権と票田を守る!」のがメインになってる印象。



立憲民主党が左に寄りすぎて「真ん中」が分からなくなってる説


ここで重要なのが、「自民党が右に見える理由」って、実は他の政党が左に寄りすぎてるからなんじゃないかって話。


立憲民主党って、かなり明確に「左」なんだよね。

憲法改正は絶対反対!

安保法制も反対!

自衛隊?できればなくしたい(けど今は言わない)

消費税減税?反対!社会保障のために必要!

ジェンダー政策ゴリ押し、夫婦別姓や同性婚は絶対賛成


って感じで、経済も社会もガッチリ左寄り。しかも本人たちはそれを「中道」とか「リベラル」とか言ってる。


…いや、それもう「中道」じゃないよね?


たとえばアメリカで同じ主張したら、完全に民主党の左派だし、ヨーロッパでも社会民主主義系のど真ん中。


そんな立憲民主党と比べたら、そりゃ自民党も「右」に見えるかもしれない。でもそれ、「メジャーな比較対象が偏ってるせいで錯覚が起きてる」だけじゃない?って思うわけ。



維新は「右」じゃない。あれは改革派(=新自由主義)


維新の会を「右派」と呼ぶ人もたまにいるけど、あれはちょっと違う。


維新って、確かに行政改革とか教育改革とか言ってるし、既得権益をぶっ壊す!みたいなテンションはあるんだけど、それって「保守」じゃなくて「改革派」なんだよね。しかも結構な新自由主義寄り

橋下時代からずっと「自己責任」強め

公務員改革・民営化が大好き

教育に対しても厳しめ(成果主義)

安保や憲法にはそこまで積極的じゃない(むしろスルー気味)


つまり、「保守的な価値観」とか「国体の維持」とかいうより、「無駄を削って合理的にやろうぜ」っていうビジネスライクな改革政党


だからこそ、あっち側の左派政党とは距離あるけど、「右派」かって言われると、ちょっと違う。



「本物の右派」は日本にいない?


そもそもだけど、日本には「真正右派」の政党って存在してないと思う。たとえばアメリカのトランプ派、フランスのルペン、ドイツのAfD(ドイツのための選択肢)みたいな、はっきりと「ナショナリズム」「移民制限」「国家主権」って掲げる政党って、日本にないよね。


たまに地方政党とか泡沫政党でそれっぽいの出てくるけど、全国政党としては育たない。なぜか?


理由はいろいろ考えられるけど、

戦後の占領政策で「右=悪」「軍国主義=NG」って価値観が染みついてる

教育・メディア・官僚組織が一貫してリベラル寄り

自民党が「なんでも吸収する」体質で、右派も中道も左派っぽい人も混ざってる


…ってのが大きい気がする。


要するに、日本って「右のポジションを育てない構造」になってる。で、唯一ある程度存在感あるのが自民党なんだけど、その中身は実は右でもなんでもない、という。



「保守」という言葉が空っぽになっている


もうひとつ気になるのは、「保守」という言葉の意味が、日本ではめちゃくちゃ曖昧だってこと。


本来、保守っていうのは「変えないこと」に価値を置く思想なんだよね。急激な改革や革命に否定的で、伝統や習慣を大事にする立場。経済的には市場を重視しつつも、道徳や宗教、家族といった共同体的価値観を尊ぶ。


でも日本の「保守」はどうだろう?

改憲派(=変えたい派)が「保守」を名乗ってる

バラマキ大好きで、「小さな政府」とは真逆

伝統を守るより、選挙で勝てるなら何でも飲み込む

そしてリベラル的なメディアはそんな自民党を「極右」と報じる


いやいや、もう意味めちゃくちゃでしょこれ(笑)



まとめ:政治のラベルにだまされるな


というわけで、今回言いたいことをまとめるとこんな感じ。

自民党は「右派」に見えるけど、実際は中道か中道左派。むしろ利権保守。

立憲民主党が左すぎて、「自民が右に見える」錯覚が起きてる

維新は改革派であって保守ではない

本格的な右派政党は日本に存在しない

だから「右」「左」ってラベルにあまり意味がなくなってる


政治の世界では、「右」「左」って言葉がよく使われるけど、その中身をちゃんと見ないとすぐ騙される。誰かが「極右だ!」「反動的だ!」とか言っても、「どこがどう右なの?」ってちゃんと突っ込まないと、議論はすぐ空中戦になる。


特に日本の政治は、実際の政策より「雰囲気」とか「イメージ」で語られがち。だからこそ、「自民は右だ!」みたいなレッテルが未だに通用してしまう。


でも、僕ら一人ひとりが「本当にそれ、右派なん?」って疑問を持つことが、健全な民主主義には必要なんじゃないかなと思う。



「自民は右だ!」「維新は極右だ!」って叫ぶ前に、ちょっと立ち止まって見てみよう。


本当に“右派”って、どこにいるの?

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