貧困は自己責任じゃない。でも“構造”はエグい

 貧困国の貧困って、なんで終わらないの?


「今の時代、技術も進んだし、世界中で経済が成長してるんだから、貧困なんてそろそろなくなってるでしょ?」


――って思いたいところだけど、現実は全然そんなことない。


ニュースでは「世界の極度の貧困は減っている」とか言ってるけど、貧困国って相変わらず貧しいままだし、何世代にもわたって貧困が続いてる国も多い。むしろ、戦争や内乱、政情不安で一度は良くなったはずの国が、またズルズルと貧困に逆戻り…なんてことも珍しくない。


じゃあ、いったいなんで貧困は終わらないのか?今日はそこにズバッと切り込んでみようと思う。



 教育がない=未来がない


まず最初に言いたいのがこれ。

教育がなければ、未来もない。


読み書きできない、計算できない、英語も話せない。

そんなんじゃ、工場のライン作業ですら危ういし、まともな職にはつけない。


で、仕事がなければ当然、金もない。

金がなければ、子どもも学校に行けず、また貧困が続く…という地獄のループに入るわけ。


しかも、多くの貧困国では「子ども=労働力」って感覚がまだ根強くて、学校に行かずに働かされてるケースも多い。いや、親としては「生きるために仕方ない」んだろうけど、そこを変えない限り、何十年経っても状況は変わらない。


教育は時間がかかるけど、結局これが一番大事。世界銀行だって言ってる。教育こそが「一番の投資」だって。



 汚職がひどすぎる


これはマジで深刻。

政治家や役人が腐りきってる。


たとえば、国際援助で「学校を建てるために数億円」が送られたとする。でも、実際に建てられるのはボロボロの小屋みたいな校舎。なぜか?

中抜きされて、金が全部どこかに消えてるから。


政府の高官がポケットに入れる。業者にキックバックを要求する。現場の役人も「おれにもいくらかよこせよ」と言い出す。もうグチャグチャ。腐敗というより、腐敗が前提の社会構造ってレベル。


しかも、そういう腐敗を告発しようとすると、記者や活動家が殺されたり行方不明になったりするんだから、もうお手上げ。



 グローバル企業の搾取構造


ここでちょっと先進国の「きれいごと」をぶっ壊しておこう。


よく「グローバル化で発展途上国も豊かに」なんて言うけど、現実はその逆。

発展途上国の安い労働力が、先進国の豊かさを支えてる


大手ファストファッション、スマホ、カカオチョコ、コーヒー…。あれ全部、現地の労働者が月給数千円とかで働かされて作ってる。


ちょっとでも賃金が上がりそうになると、「あ、じゃあ他のもっと貧しい国に工場移すわ」でサクッと撤退。そうなると現地政府は「お願いだから出ていかないで!」って、労働法も緩和して、企業の言いなりに。

要するに、現地の人々は「値段の安い労働力」として扱われてるだけ


「グローバル企業が雇用を生み出してる」って言われるけど、実態は搾取。賃金も上がらず、生活も苦しいまま。



 インフラがボロすぎて経済が動かない


貧困国って、道路が未舗装だったり、電気がしょっちゅう止まったり、ネットが通じなかったりってのが当たり前。


これ、バカにできない。インフラが整ってないと、商売ができない。


たとえば、野菜を作っても、市場まで運べないから腐る。電気が止まれば工場はストップ。ネットがなければ、情報も届かず、ビジネスチャンスも失われる。


インフラ整備には金がかかるし、腐敗も絡むからなかなか進まない。しかも、戦争や災害があると一瞬で壊れる。



 部族や宗教の対立で国がバラバラ


これは特にアフリカや中東で顕著。

**「国」っていうより「部族の集合体」**みたいな国が多い。


政府が一つの民族だけで固められていて、他の民族を差別。で、それに不満を持った勢力が武装して内戦勃発。

政情が安定しないから、当然、経済なんて回らない。


国際企業も「そんな危ない国には投資できません」で終了。

しかも、そういう対立は植民地時代にヨーロッパが適当に国境線を引いたせいだったりする。ほんと無責任。



 援助が逆に依存を生む


「かわいそうだから援助しましょう!」っていうのは一見正しそうだけど、やり方を間違えると、逆効果


食料援助を送りまくった結果、地元の農業が壊滅する。

「働かなくても援助があるから」と、働く意欲がなくなる。


最悪なのが、政府が「税収よりも援助頼り」になるパターン。国民から税金を取る努力をせず、援助をもらって政治家が贅沢三昧。


「援助=正義」とは限らないってこと。

必要なのは「魚を与えること」じゃなくて、「釣り方を教えること」。



 一次産品に頼りすぎ


貧困国は資源や農作物(コーヒー、綿花、カカオなど)の輸出に頼ってるケースが多い。でも、これはかなり不安定な収入源。

国際価格の変動が激しい

加工・ブランド化は先進国が牛耳る

天候に左右される


つまり、いつまでも「安い原料だけ出す側」から抜け出せない構造になってる。


「カカオ農家がチョコレートを作って売ればいいじゃん」って思うかもだけど、それには技術、設備、ブランド力が必要。そんなの持ってる余裕がないのが現実。



 人口が多すぎ問題


貧困国は総じて子どもが多い。一家庭に7人、10人ってザラ。


教育も医療も足りないのに人口だけ増える。

若者が多いのに雇用がないから、犯罪や暴動も増える。


これって完全に社会爆弾

しかも、家族計画とか性教育がタブー視されてて、避妊の意識がない。


ここを変えない限り、どんな支援も追いつかない。



 所有権があいまい


土地や家に「登記」って概念がない国も多い。


そうなると、せっかく家を建てても「これはお前の土地じゃない」と言われて強制撤去。農地を担保にして融資を受けることもできない。


つまり、「資産」はあっても「資産として使えない」。

これを経済学者エルナンド・デ・ソトは「デッドキャピタル(死んだ資本)」と呼んでる。めちゃくちゃ的確な表現。



 気候変動と災害で毎回リセット


毎年のように洪水、干ばつ、台風が来る。

農作物が全滅して、またゼロからスタート。


で、せっかく国が少し良くなってきたと思ったら、自然災害でインフラが壊滅。これの繰り返し。しかも、貧困国は災害対策の予算もないし、技術もない。


気候変動の影響を一番食らってるのは、一番弱い国々ってのが皮肉すぎる。



結局、貧困って「構造」なんだよね


ここまで読んでくれた人はわかったと思うけど、貧困って「単に金がない」って問題じゃない。

教育がない

政治が腐ってる

外国に搾取されてる

社会が分裂してる

災害が連発する


これ全部が絡み合って、**どうしようもない「構造」**になってる。だから、ちょっと金を送ったくらいじゃ何も変わらない。



最後に:じゃあどうする?


正直、簡単な解決策なんてない。


でも、「搾取構造に加担しない」とか、「現地の教育や自立を支援する団体を応援する」とか、個人にもできることはある。


あと、「ただ援助すればいい」とか「かわいそうだから支援しよう」っていうお花畑な考え方は危険。現実を見ない善意は、逆に相手を苦しめることもある。


本当に大事なのは、「なぜ貧困は終わらないのか?」って問いを、忘れないことだと思う。

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